大牟田病院の性的虐待問題 職員5人が聞き取りに「虐待とは思っていなかった」
国立病院機構・大牟田病院で、職員が入院患者に対して性的虐待などを繰り返していた問題で、職員が病院の聞き取りに対して「虐待とは思っていなかった」などと話していることが分かりました。
大牟田病院・川崎雅之院長「誠に申し訳ございません」
大牟田病院は2日、会見を開き、「卑劣な行為だった」などと謝罪しました。
この問題は大牟田病院の男性の看護師と介護士あわせて5人が、障害のある入院患者男女11人に対し、下半身を触るなど性的虐待が疑われる行為などを繰り返していたものです。
大牟田病院・川崎雅之院長「第三者から見れば虐待、性的虐待に当たる行為だが、どうして行ったかは、はっきりしていない。『スキンシップの一環だった』という職員もいます」
虐待行為をしていたとされる5人は、病院の聞き取りに対して「虐待とは思っていなかった」などと話しているということです。
また、虐待行為を見たほかの職員も「注意すると怒られそうだ」などとして、病院側に報告していませんでした。
大牟田病院は、すでに第三者調査委員会を設置し、原因究明に当たるとしています。
最終更新日:2024年5月2日 22:40