布製マスク不良品報告 およそ4万7千枚に
新型コロナウイルスの感染防止のため妊婦に配布した布製マスクに汚れなどがあった問題で、加藤厚生労働大臣は、不良品の報告がおよそ4万7千枚にのぼることを明らかにしました。
妊婦に1人2枚ずつ配布する布製マスクについて加藤大臣は1日の閣議後の会見で、これまでに黄ばみやカビの疑い、汚れといった不良品が4万6934枚あったと発表しました。
黄ばみについては、生地本来の色が残ったもので品質には問題はないことを専門機関の分析で確認したということです。一方、カビについては、培養して調査しているため、結果がわかるには2週間程度かかるとしています。
国は、これまでに市町村に発送した47万枚全てを返送してもらって検品し、今月中旬からあらためて新しいマスクを配布するとしています。