去年の参議院選挙前に河井克行前法務大臣と妻の案里議員が広島県内の県議らに現金を持参していたとみられる疑惑について、広島地検が克行議員と案里議員に任意で事情を聞いたことがわかりました。

ＮＮＮの取材によりますと、去年７月の参院選前に広島県内の首長や県議少なくとも１３人に、河井克行議員または案里議員が現金を持参したとみられることがわかっています。

関係者によりますと、この疑惑について広島地検が、ゴールデンウイーク中に都内で克行議員と案里議員を任意で事情聴取したことがわかりました。現金の持参の趣旨や実際に提供をしたのかどうかについて、聴取したものとみられます。

現金の持参が公職選挙法が禁止する買収にあたる可能性があるとみて広島地検は、関係先の家宅捜索を行うなど捜査をしています。