河井前法相・案里議員の逮捕状を請求
去年の参議院選挙をめぐる河井案里議員陣営の選挙違反事件で、検察当局は夫の克行前法務大臣と案里議員の2人の逮捕状を請求しました。東京地検前から中継です。
今年1月に始まった検察当局の河井案里議員陣営への捜査は18日、ついに河井夫妻への逮捕状の請求へと発展しました。18日にも、2人を逮捕するものとみられます。
関係者によりますと、検察当局は18日、公職選挙法違反の疑いで自民党を離党した河井克行前法務大臣と妻の案里議員の逮捕状を請求しました。
2人は、去年の案里議員の参議院選挙での票の取りまとめなどを依頼する目的で、地元・広島の複数の県議会議員や市議会議員、後援会幹部などに対し、現金を渡した疑いがもたれています。克行前法務大臣は90人以上、案里議員は5人前後に対し、自ら、現金を配っていたとみられ、買収の総額は2500万円以上にのぼる模様です。
広島県内の議員「30万円入ってました。河井さん(克行前法相)が(金を)持ってこられたのも初めてだし、金額も結構厚さもあったものですから、受け取っちゃいけないお金なんだろうなという感じはしました」
2人は、これまで買収について否定していますが、2人の自宅からは現金の配布先を示したとみられるリストが押収されており、東京地検特捜部と広島地検は立件に向けた捜査を進めていました。
検察当局は、逮捕状が出次第、18日にも、2人を逮捕するものとみられます。