不妊治療1/4で一部中止 新型コロナ影響
新型コロナウイルスによる不妊治療への影響について、日本受精着床学会がアンケートを行った結果、およそ4分の1の医療機関で一部の治療を中止するなどしていることがわかりました。
このアンケートは日本受精着床学会が先月、不妊治療を行う141の医療機関や医師らから回答を得たものです。その結果、新型コロナウイルスの感染拡大とともに9割の医療機関で患者が減り、およそ4分の1で一部の治療を中止するなどしていることがわかりました。
また、妊娠中の感染リスクなどを説明した後、患者が不妊治療の継続を望んだと答えた医師らはおよそ4割でした。
山王病院・堤治院長「不妊治療というものは、考えてみると、ある程度年齢との闘い。従来通院されている方は、(医師に)いろいろ相談した上で(不妊治療を)継続するという方がほとんどだと思う」
アンケートを行った医師は、治療の延期によって妊娠が難しくなる可能性など、医師と相談してほしいと話しています。