血栓に注意 厚労省が医師ら向けの手引改訂
厚生労働省は、新型コロナウイルスの患者を診療するときの医師らに向けた手引を改訂しました。感染で血管に血栓ができていないか注意することなどを新たに加えています。
診療の手引は、新型コロナウイルスの患者の症例の蓄積が進んだため、厚労省が2か月ぶりに改訂しました。
患者が重症化する予兆を判断するための項目として、血管内に血栓ができる血栓症の有無の確認を新たに盛り込んでいます。
これは、肺の血管に血栓ができて呼吸不全を起こす患者が報告されたことや、欧米で血管に炎症が起きる川崎病のような症状の患者が報告されていることを反映したということです。
また、承認を受けた抗原検査や治療薬レムデシビルの使用上の注意や投薬方法についても新たに書かれています。
厚労省は、18日中に都道府県などに向け通知するとしています。