記録的な大雨に見舞われた鹿児島県十島村の中之島では、５日から再び大雨となる見込みで、土砂災害に警戒が必要です。

４日までの２日間に、６月のひと月分に近い６５５ミリもの雨が降った鹿児島県十島村の中之島。木が生い茂った山の斜面が崩れ、山肌が見えています。山の中腹から海岸沿いを走る道路に土砂も流れ出しています。

九州電力によりますと土砂崩れに電柱が巻き込まれ、島の全域で停電していましたが、５日に島に入った作業員が復旧作業を行い、ほぼ解消したということです。

十島村役場によりますと島の西側の港周辺で断水が続いていて、住民などが破損したパイプの修復にあたっているということです。また、土砂崩れによる通行止めは現在も３か所で続いています。

十島村では５日から６日にかけ局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害に警戒が必要です。