都内で新たなクラスター 共通点は?
新型コロナウイルスへの警戒を呼びかける「東京アラート」が出てからちょうど1週間ですが、東京都では6月9日、新たに12人の感染者が確認されました。
そんな中気になるのが、6月8日に明らかになった新たな集団感染です。今度は都内の「カラオケバー」でクラスターが発生しました。
6月8日に分かった13人の感染者のうち、1人が都内のカラオケバーを訪れた30代の男性客でしたが、これまでにこのカラオケバーでは、客と従業員合わせて8人の感染が確認されています。
緊急事態宣言の解除後、これまで「クラスター」が確認された場所は、(1)誕生日パーティー、(2)パーティーイベント、(3)ホストクラブ、(4)カラオケバー、となっています。
これらの場所には、「3密であること」「会話や歌を楽しむ場所」という共通点があり、やはり大声を出すことは注意、ということが分かります。
以前から、政府の「3密を避けるための手引き」には、こうしたことがちゃんと書いてあります。
WHO(世界保健機関)は、「5分間の会話で1回のせきと同じくらいの飛まつ(約3000個)が飛ぶ」と報告しています。これは単純計算で、30分話すと2万個弱の飛まつが飛んでいるということになります。
他にも、「飲食店ではマスクを外す時間が長くなりがちで、大声にならざるを得ない催しは慎みましょう」としています。また、「家族以外の多人数での会食は避けましょう」とあり、多人数とは10人以上を想定、なるべく少ない方が良いということです。
しっかりとこういうことを理解しないといけないですね。
2020年6月9日放送 news every.『ナゼナニっ?』より