約2か月中断 辺野古埋め立て工事を再開
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古で、防衛省は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2か月近く中断していた埋め立て工事を再開しました。
辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲートでは12日午前、工事に反対する住民が抗議する中、ダンプカーが資材などを搬入し、午後には、海上の埋め立て区域への土砂の投入が始まりました。
防衛省は、工事業者の作業員に新型コロナウイルスの感染者が出たことから、4月17日から辺野古での工事を中断していましたが、感染防止対策が整ったとして、工事再開を決めました。
玉城知事「真っ先に申し上げたいことは、工事の再開については、大変遺憾である」
沖縄県の玉城知事は12日、改めて工事の中止を求める考えを示しました。