「接触確認アプリCOCOA」に複数不具合
新型コロナウイルスに感染した人と接触した可能性を知らせる「接触確認アプリ」に、複数の不具合が見つかっていることが明らかになりました。
新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性を通知するスマートフォンの「接触確認アプリ=COCOA」は、19日(金)から運用が開始されています。
このアプリでは、検査で陽性と判明した場合に保健所から発行される「処理番号」を利用者自身が入力することで、14日以内に一定の条件で接触した他の利用者に通知されることになっています。
しかし、保健所から発行されていない「処理番号」を入力すると、エラーとして表示されるはずが誤って「完了しました」と表示される不具合が、運用初日の19日から見つかっていることが明らかになりました。
不適切な番号を入力しても陽性者として登録されず、他の利用者に通知もされないため実害はありませんが、厚生労働省は「処理番号」の発行を見合わせています。
また、22日、以前に利用を開始していても「2020年6月22日から使用中」と表示される不具合も確認されており、厚生労働省は、「修正版によるアプリの更新をする」としています。
アプリは、22日午後5時までに約326万件ダウンロードされたということです。
※ダウンロード件数に誤りがあり、修正しました。(23日午前8時53分)