慈恵病院 “生活困窮の妊婦”受け入れへ
「赤ちゃんポスト」の運営で知られる熊本市の慈恵病院が、経済的に困窮している妊婦を保護する全国初の取り組みを始めることになりました。
熊本市の慈恵病院は親が育てられない子どもを匿名で受け入れる赤ちゃんポストを運営しています。赤ちゃんポストに預け入れる女性の半数が、自宅などで1人で出産する危険な孤立出産です。
こうした背景から、妊娠から出産までを一連で支援するため、経済的に困窮している妊婦を25日から受け入れます。「困窮妊婦保護室」の受け入れ対象は原則、妊娠32週以降の妊婦ですが、住む場所がないなどの個別のケースに合わせて対応します。
病院は熊本市に対し、施設の使用に関する変更届を今月18日に提出し、25日に許可されました。
このような取り組みは、全国で初めてだということです。