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氾濫に警戒「洪水警報の危険度分布」の見方

2020年7月8日 4:41
氾濫に警戒「洪水警報の危険度分布」の見方

大分県では梅雨前線の影響で7日夜から猛烈な雨となり、由布市の大分川と日田市の筑後川が氾濫しました。

気象庁がホームページで公開している「洪水警報の危険度分布」を活用してください。水位などから川が今後氾濫する危険度を、5段階で色分けして示しています。

【筑後川】
現在、九州で『氾濫発生情報』の黒色で表示されている川は1本です。福岡県などを流れる筑後川の上・中流部で、8日午前1時頃、氾濫発生情報が出ました。

すでに家の周りが浸水していて、外に避難することが危険だと感じた場合は、建物の2階以上や、川から離れた部屋などに避難してください。

下流はまだ黄色になっていますが、今後水位が上昇する可能性があるので決して近づかないでください。

【大分川】
大分県を流れる大分川にも、8日午前1時頃、氾濫発生情報が出されましたが、午前4時前に表示が黒から注意を呼びかける黄色「氾濫注意情報」に変わっています。

【氾濫危険情報】
黒のワンランク下紫色「氾濫危険情報」が出ている川もあります。8日午前4時半現在、大分県を流れる山国川の上流部と、熊本県を流れる菊池川です。

     ◇

大雨のピークを越えても川の水位は何時間も遅れて上昇する場合があります。これらの川には決して近寄らないでください。

「洪水警報の危険度分布」は、気象庁ホームページのトップ画面から「防災情報」→「大雨・洪水警報の危険度分布」と進むと確認できます。

https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html