来年行われる国立大学の入試の、いわゆる二次試験について、国立大学協会が１３日、実施要領を公表しました。

国立大学協会の会長らは１３日、萩生田文部科学大臣を訪問し、新型コロナウイルスの影響を考慮し改訂した、入試の実施要領について報告しました。

一般選抜は予定通り、「前期日程」が２月２５日、「後期日程」が３月１２日以降となっていますが、受験生が感染したことを考慮し、「追試験」を行うことが盛り込まれました。

「追試験」は、新型コロナウイルスに感染し、試験日までに医師が治癒したと診断していない人、当日の検温で３７．５度以上の発熱がある人などとなっています。

また、各国立大学には実施要領と共に、出題範囲などに配慮を求める通知を出していて、選択問題の設定や発展的な学習からは出題しないことなど、長期休校による学習の遅れで受験生が不利にならないよう工夫を行うとしています。