埼玉県所沢市の民家で起きた強盗致傷事件で、7日に逮捕された男が、事件後に指示役からの指示で、この事件で使ったスマートフォンを処分したとみられることがわかりました。

警察によりますと、森田梨公哉容疑者は、仲間とともに今月1日、所沢市の民家で高齢の夫婦を粘着テープで縛るなどしてケガをさせ、現金を奪った疑いが持たれています。

この事件では、実行役らがスマートフォンで指示役と通話しながら犯行に及んだとみられていますが、捜査関係者への取材で、森田容疑者が指示役からの指示を受け、この事件で使ったスマートフォンをJR大宮駅のコインロッカーに入れ、処分したとみられることがわかりました。

スマートフォンは、別の男に回収されたとみられています。

森田容疑者は、指示役から別のスマートフォンを支給されたのち、宮城県や北海道に移動し、最後は、新潟県で特殊詐欺事件に関わったとみられています。

警察は、指示役が自分とのつながりを消すため、スマートフォンの処分を指示したとみて調べています。