１７日に退任する稲田伸夫検事総長が退任の記者会見を行いました。

稲田検事総長「厳正公平、不偏不党を旨として法と証拠に基づき刑事事件の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に執行するという検察の使命は今後とも不変であると思います」

稲田総長の在任期間は「政・官・財」に切り込む独自捜査などで検察が注目されましたが、東京高検の黒川前検事長の賭けマージャン問題で検察が強い批判を受けることもありました。

政治と検察の距離については「一定の距離感を持っていくことが必要で、国民から見て、公平さを疑われることがないようにしなければならない」と話しました。

今後の検察については「社会が変わっていくその変化に対して、柔軟に対応して頂きたい」と期待を述べました。