BBQや花火 感染防止へ夏のレジャー変化
東京の感染者数が最多を更新する中、夏のレジャーにも変化が出てきています。感染を広げないようにする工夫が始まっています。
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18日にオープンする茨城県笠間市のキャンプ施設。自然に囲まれた環境の中、グランピングが体験できます。地元の常陸牛などを使ったバーベキューなどが楽しめます(1人一泊2食付き1万5000円・税別~)。感染予防の対策として…
コスモスイニシア エトワ・笠間担当北川雄喜さん「茨城県内在住の方を対象とした宿泊スタート」
感染拡大防止のため、オープンから1か月は県内のお客さんだけの利用に制限。ただ、今後は全国から利用客を受け入れていく予定だということです。
17日も293人と感染者数の最多を更新した東京都。他の道府県への移動自粛も呼びかけられる中、都内ではこんなキャンプ施設も。おしゃれなバーベキュー(McKinleyコース 1人6800・税別~)を楽しめる、この施設、その場所は、駅前のビルの屋上にあるグランピングの施設です。
本来は1テント8人での予約を受けつけていましたが、密状態を防ぐため、6人に減らしているということです。
QuOLaの庭 予約担当・石塚一輝さん「土日や8月に向けて多くのお問い合わせや予約をいただいています」
夏のレジャーの定番の海水浴ですが、17日午後、茅ヶ崎市にある海水浴場では、海岸利用を控えるよう呼びかける看板が設置されています。そんな中、地元の人が心配していたのは…
地元の人「茅ヶ崎の海岸って、すぐ深くなるから危ないんですよね」
海水浴場が設置されていない中での水難事故。茅ヶ崎市では事故を防ぐため、18日から警備員を配置。また、観光客が増える時期にはライフセイバーも設置するということです。
一方で、23日(木)から開かれる静岡県の下田市の白浜大浜海水浴場では、来場者に事前の検温を求めています。
下田市 統合政策課・平井孝一課長「もうすでに健康チェック済みですよということがわかれば、そのまま白浜の海岸に入れることになります」
37.5度未満の人にはリストバンドをつけて入場してもらいます。浜辺でも区画を作り、密にならないように求めるということです。
平井課長「観光、誘客を受け入れる、お客様を受け入れる、しかし感染を受け入れない。両立してやっていく」
夜空に打ち上がる夏の風物詩、花火。花火大会中止が相次ぐ中、ある変化が…
片貝花火サポーターズ倶楽部・安達靖代表「3密を作らないように申込者だけのプライベート花火ということで」
実はこれ、一組のお客さんのためだけに打ち上げるプライベート花火。3密防止のため、お客さん以外にはいつ打ち上げるかは知らせていません。
安達代表「町民の皆さんと町の花火屋、この2つをなんとか手助けできないかと思って、今回このプロジェクトを進めています」
毎年1万5000発の花火を打ち上げる新潟県の小千谷市の祭りも今年は中止。大量の在庫を抱えた花火業者を助けるために始めたといいます。予算に応じて好みの花火を打ち上げることができるということです(1発4350円~ 別途打ち上げ代1万8000円)。