北海道運輸局、「知床遊覧船」の事業許可を取り消し 自粛のウトロ・事業者2社は営業再開
北海道・知床沖で観光船が沈没した事故で、北海道運輸局は、運航会社「知床遊覧船」の事業許可を取り消しました。
北海道運輸局は16日、知床遊覧船に対し、行政処分としては最も重い、事業許可の取り消し処分としたことを発表しました。これにより知床遊覧船は2年間、許可の取得ができなくなります。
桂田社長は北海道運輸局に「事故の責任は国にもあり知床遊覧船のみにあるとするのはおかしい」という趣旨の意見陳述書を提出しています。
一方、営業を自粛していた斜里町ウトロの小型観光船事業者2社は、16日から営業を再開しました。
乗客「事故があってから(安全対策は) 強化されてるでしょうから、楽しんできます」
16日は、このうち1社の船が乗客19人を乗せて出航し、緊急時に備え、別の船が並んで航行するなどの安全対策が取られていました。