熊本豪雨の被災地 地元の学生が力を発揮
今月4日の記録的豪雨による熊本県の被災地では、新型コロナ感染拡大防止のため、災害ボランティアが県内からの受け入れに限定される中、地元の学生が力を発揮しています。
熊本大学の学生による災害復旧支援団体「熊助組」。これまでも各地の災害の現場で活動してきましたが、新型コロナを意識するのは初めてです。
熊助組副代表・菖蒲健介さん「自分たちがコロナウイルスを持って被災地で広めてしまうことが一番危険」
学生たちはこの日のためにPCR検査で陰性を確認し、1週間毎日、体温チェックを続けました。
一方、熊本学園大学の学生たちは、発災の2日後から見守りが必要な人たちを重点的に支援しています。
在宅避難を続ける人「(Q.自宅2階で残って生活する理由は?)人と寝るのが嫌。女手ひとつで、どこから手をつけていいかわからなかったんですよ」
県内では様々な理由で被災した自宅や車中泊で避難生活を送っている人が1580人以上いることがわかっています。