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コロナ「超過死亡」5都県で“138人”

2020年7月31日 14:49
コロナ「超過死亡」5都県で“138人”

新型コロナウイルスが流行した今年1月から4月の死者が、例年よりもどのぐらい多かったかを示す「超過死亡」について、国の研究班が調べた結果、東京都など5都県で推計であわせて138人に上ると発表しました。

「超過死亡」の調査は、新型コロナウイルスへ感染しながらも、感染確認されないまま死亡した人を把握しようと行われたものです。

「超過死亡」は、実際の死者数と、例年の死者数を基にして推計される死者数を比較したもので、研究班は、今年1月から4月、新型コロナウイルスが流行した時期について調べました。

その結果、東京都と千葉、埼玉、徳島、栃木の各県であわせて推計138人の超過死亡があったということです。

欧米では超過死亡が多数確認されましたが、研究班の代表者で国立感染症研究所の鈴木基センター長は、「欧米で起きたような超過死亡はなかった」と分析しています。

新型コロナウイルスによる死者数については、今後さらに詳しい分析が必要だということです。