アメリカの研究所が４日、新型コロナウイルスによる国内の死者数の予測を大幅に上方修正し、これまでの予測の倍近い死者数になるとしました。

ワシントン大学の研究所は４日、アメリカ国内の死者数の予測を更新し、８月までに約１３万５０００人が死亡するとの予測を発表しました。これまでは約７万人と予測していましたが、その倍近くが死亡するとの予測に上方修正された形です。今月１１日までに３１の州で外出制限が緩和されるため、国内の人の動きが増えることを加味して予測を修正したとしています。

この研究所の試算は、これまでも政府や州などで引用されてきたもので、外出制限が緩和されたジョージア州では７月の１か月で５１７人が死亡すると予測する一方、外出制限が続くニューヨーク州では３０人にとどまるなどとしています。