12日は湿った空気や上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となりました。

12日朝から日中にかけては近畿地方でも非常に激しい雨が降り、6時間雨量は神戸で130ミリと、短い時間で記録的な雨量となりました。また、夕方からは関東地方で記録的な大雨が降っています。3時間雨量は埼玉県の鳩山で263.5ミリと、たった3時間で平年の7月1か月分を超える雨量となりました。

西日本は12日夜遅くにかけて、東日本と東北では13日にかけても不安定な状態が続きそうです。

予想雨量は13日夕方までの多いところで、関東で200ミリとなっています。12日夜遅くにかけては1時間に80ミリの猛烈な雨の降る恐れもあります。12日午後8時30分のレーダーを見ると、埼玉県に発達した雨雲があります。この雨雲は夕方からほとんど動いておらず、非常に危険な状態です。大雨による災害に警戒を続けてください。

関東は13日明け方にかけて激しい雷雨となるところがありそうです。そのあと、一旦雨雲は弱まりますが、不安定な状態が続きますので、午後は東日本から北日本で再び雨雲の発生するところがあるでしょう。

13日も局地的な激しい雷雨に警戒をお願いします。