カラス“巣作り”で停電 ラッシュ時の駅で自動改札機使えず
26日朝、広島市の一部地域で停電が発生し、その影響で駅構内の自動改札機や自動券売機が一時、作動しなくなってしまいました。その原因は、電柱に作られたカラスの巣でした。
◇
慌ただしい朝の通勤通学の時間帯。
「ただいま自動改札が止まっているので、降りる駅で処理してもらってください」
駅員は、乗客への対応に追われていました。
26日朝、広島市の一部地域で最大2480戸が停電しました。この停電の影響で、駅構内の自動改札機や自動券売機が一時、作動しなくなってしまったのです。
その原因は、電柱に作られたカラスの巣でした。巣作りに使われたハンガーなどの金物が接触したことが原因とみられています。(停電は既に解消。)
◇
去年4月、群馬県太田市では、カラスの巣が原因で周辺のおよそ1750戸が停電したということです。
記者(2021年4月、群馬・太田市)
「こちら、カラスの巣監視中と貼られた電柱の上には、実際に巣が作られています」
カラスの生態に詳しい専門家によりますと、今の時期はまさにカラスの繁殖期といいます。“巣”が原因とみられる停電が、毎年この時期、各地で起きているということです。