道路混雑でも…緊急配送を想定 ドローンで医薬品を運搬実験
ドローンを使って病院に医薬品を即座に届けるための実証実験が、隅田川上空で行われました。
日本航空やKDDIなどが行った実証実験では都内の医薬品の卸売会社から聖路加国際病院への薬の緊急配送を想定し、ドローンが隅田川の上空およそ2キロを飛行しました。
聖路加国際病院薬剤部・後藤一美部長
「ドローンの機動性、環境性ということをいかに災害時に、くわえて平常時におきましても医療提供する上での重要な医薬品、これを安全に供給できるということに非常に期待がもてる」
聖路加国際病院は、常に使うわけではない薬の保管はロスが生じ管理コストがかかることから、高額で緊急性がある薬についてはドローン配送が課題解決につながるとしています。
2023年度のサービス開始を目指し、今後、少ない人員で安全で効率的に輸送できるよう実験を重ねていくということです。