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今年の「秋」は過去最も暖かく 日本の平均気温、統計史上1位に

2023年12月1日 16:31
今年の「秋」は過去最も暖かく 日本の平均気温、統計史上1位に

気象庁は、今年9月から11月の「秋」の平均気温が1898年の統計開始以来、最も高くなったと発表しました。また、日本近海の海面水温も過去最高を記録しました。

気象庁によりますと、今年9月から11月の「秋」の日本の平均気温は、過去30年の平年値と比べプラス1.39℃となりました。

これまで最も高かった去年のプラス0.90℃を大きく上回り、1898年の統計開始以来1位の記録となり、最も暖かい秋だったことになります。

これにより、今年の平均気温は「春」「夏」に続き3季連続で過去最高を更新しています。

秋の高温の要因について、気象庁は、寒気が南下しにくく、全国的に暖かい空気に覆われやすかったとしています。

一方、秋の期間の日本近海の平均海面水温は平年と比べてプラス1.2℃となり、統計を開始した1982年以降、最も高くなりました。

気象庁は、要因のひとつに「台風の少なさ」をあげています。

台風による強い風が海水をかき混ぜることによって海面水温は低下しますが、今年9月と10月の台風の発生数はあわせて「4個」と過去最少となり、日本の周辺の海域を通過する台風が少なかったため、海面水温の低下がおさえられたということです。