斎藤法相「原告側が勝手に編集し公開」 入管で死亡のウィシュマさん収容中映像
入管施設で死亡したスリランカ人女性の遺族らが6日、収容中の女性の映像を公開したことについて、斎藤法相は7日、「原告側が勝手に編集しマスコミに公開した」などと述べました。
2021年、名古屋の入管施設で死亡したウィシュマ・サンダマリさんの遺族と弁護団は、6日、ウィシュマさんの生前の様子が映った施設内の映像を公開しました。この映像は、遺族が国を訴えた裁判で国側から提出された証拠の映像の一部で、斎藤法相は7日、次のように述べました。
斎藤法相「(映像は)これから裁判所において取り調べることになっている約5時間分のビデオ映像の一部を、原告側が勝手に編集してマスコミに提供して公開したものであると承知している」
その上で斎藤法相は、訴訟が継続中で所感を述べるのは差し控えたいとしながらも、「本件についてはみなさんにもよく考えていただけたらなと思う」と話しました。