去年、関東で相次いだ一連の強盗事件のうち東京・練馬区の強盗致傷事件で実行役として逮捕・起訴された男が特殊詐欺グループの受け子として再逮捕されたことがわかりました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは住居不定、職業不詳の岡崎英史容疑者（28）です。

捜査関係者によりますと岡崎容疑者は去年9月、仲間と共謀のうえ神奈川県横浜市に住む当時71歳の女性に対し女性の長男などをかたって「カバンと携帯電話をトイレに置き忘れた」「300万円を貸してくれないかな」などとウソの電話をかけ現金300万円をだましとった疑いがもたれています。

岡崎容疑者は特殊詐欺グループの「受け子」でしたが女性から受け取った現金はそのまま持ち逃げしたとみられています。

ただ、岡崎容疑者は指示役に対して個人情報を送っていたためSNS上で個人情報が拡散されるなどの報復行為を受けたとみられています。

岡崎容疑者をめぐっては関東で相次いだ強盗事件のうち去年9月東京・練馬区で起きた強盗致傷事件に実行役として関わったとして逮捕・起訴されていますが警察は特殊詐欺グループに関わったあと別のグループに入り強盗事件に関わったとみて事件の背景を捜査しています。

またこの事件では特殊詐欺グループのリクルーターとして山口県に住む井ノ口駿介容疑者（34）も詐欺の疑いで13日逮捕されました。