大阪・関西万博開幕まで1年 “ミャクミャク”の声 ふくらむ期待 間に合う?パビリオン建設【バンキシャ!】
大阪・関西万博の開幕まで1年、公式キャラクター・ミャクミャクが13日、初めて声を披露しました。ラッピング新幹線の運行もスタートするなど準備が進む一方、万博会場の建設と海外パビリオンの着工の遅れをめぐる問題も。取材で見えた現状と課題とは?【バンキシャ!】
***
13日、バンキシャは大阪モノレールの万博記念公園駅へ。
バンキシャ
「駅構内ではイベントが行われていますね。すごい人でにぎやかです」
行われていたのは、大阪・関西万博1年前記念イベントだ。その一角にあったのは…
バンキシャ
「みなさんここで鶴を折っていますね」
折り鶴を作るブース。100万羽の折り鶴を万博会場などに飾り、「認知症になっても輝けるまちへ」という思いを届けるという(いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト)。
折り鶴作りには、公式キャラクター・ミャクミャクも参加。用意されたのは大きな紙。子どもと一緒に折り鶴を作った。
バンキシャ
「どうでしたか、折ってみて」
スタッフ
「すごくお友だちが笑顔になってくれてワクワクしている、と言っています」
バンキシャ
「万博まできょうでちょうど1年。いまの気持ちはどうですか?」
スタッフ
「あと1年、みんなで笑顔の輪を広げていきたい、と言っています」
バンキシャ
「逆に不安に思うことは?」
スタッフ
「全然ないって言っています」
同じ日に、東京都内で開かれた開幕1年前イベントでは。あのしゃべらないミャクミャクが…
大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャク
「こんにちは(小声)」
観客「(ざわざわ)」
ミャクミャク
「うー、こんにちはー!」
観客
「(歓声)」
しゃべれるように進化したミャクミャクの声が、初めて披露された。
***
来場者およそ3000万人、3兆円の経済効果が見込まれる「世界の祭典」。一方で課題も。会場建設費は、当初の1250億円から増額し、2350億円にのぼる見通しだ。指摘されてきた工事の遅れはどうなっているのか。バンキシャは現場へ…
バンキシャ
「見えてきました。これが大屋根リング」
11日、大阪・夢洲。まずバンキシャが向かったのは…
バンキシャ
「うわー、すごいですね。ほのかに、木の香りがします。ほぼほぼこうした木の枠組みで造っているんですね」
今回の万博のシンボル、大屋根リング。工事はすでに8割ほど終えているという。階段を上り向かった先は…
バンキシャ
「大屋根リングの上に来ました。ここから万博会場が一望できます」
工事は急ピッチで進められていた。開幕は1年後…。そのとき、万博会場の空を、あるものが飛ぶことになる。それは、次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」だ。
万博では日本を含む4つのグループが、運航事業者に選ばれている。一体どんなものなのか?国をあげて開発を進めている中国・広州へ…
NNN深圳 渡辺容代記者
「あ、早速みえてきましたね。『飛ぶクルマ』が設置してあります」
これが「空飛ぶクルマ」だ。試乗させてもらった。
渡辺記者
「いまプロペラが動き始めました。8つあるプロペラが同時に回転を始めましたが、いまのところあまり振動はないですね。プロペラの回転が速く…いま浮き上がりました!ふわっと浮き上がって、ほとんど衝撃はなかったです。(空中で)その場にいながら回転を始めました」
***
こうした未来の姿に期待が集まる一方、懸念されているのは、建設スケジュールの遅れだ。
1年後、間に合うのか?バンキシャは、建築工事など会場整備に携わっている52社にアンケートを実施。回答があったのは10社。そのうち9社は「順調に進んでいる」と答えた。「遅れが出ている」という1社は――
『5か月の遅れが生じている。24時間体制の施工となる恐れがある』
残業時間の規制による労働力不足が懸念される2024年問題について――
『現場と製作の工程進捗管理が前以上に正確さが必要となる』
さらに、工事が「順調」と答えた業者の中からもこんな声が――
『社員のみならず専門工事業者にも労働時間の上限規制が適用されるため、工事に影響が出る可能性がある』
建設の遅れを取り戻そうと、工事が進む大阪・関西万博の会場。しかし、万博の華・パビリオンにある問題があった。
バンキシャ
「いままさに、ここのあたりが海外のパビリオン。いま工事が行われています」
それは海外パビリオンの建設の遅れ。参加予定の161の国と地域のうち、自前で独自のパビリオンを建設する予定なのは、約50か国。そのうち約15か国で、まだ建設業者が決まらず、着工の見通しすら立っていないというのだ。
一方で順調に準備が進んでいるというのがドイツ。大阪市・ドイツ総領事館にて、ドイツパビリオン責任者に話を聞いた。
ドイツパビリオン責任者 クリストファー・ヘッカー氏
「起工式と記者会見を行いました。この数日で建設が始められると確信しています」
パビリオンの特徴はサークル状の木造建築。人手不足解消の切り札として、海外から労働者を呼ぶという。
クリストファー・ヘッカー氏
「ビザや免許の取得方法、どういう訓練が必要かはわかっています。みなさんがドイツパビリオンに足を運んでくれることを楽しみにしています」
*4月14日放送『真相報道バンキシャ!』より
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13日、バンキシャは大阪モノレールの万博記念公園駅へ。
バンキシャ
「駅構内ではイベントが行われていますね。すごい人でにぎやかです」
行われていたのは、大阪・関西万博1年前記念イベントだ。その一角にあったのは…
バンキシャ
「みなさんここで鶴を折っていますね」
折り鶴を作るブース。100万羽の折り鶴を万博会場などに飾り、「認知症になっても輝けるまちへ」という思いを届けるという(いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト)。
折り鶴作りには、公式キャラクター・ミャクミャクも参加。用意されたのは大きな紙。子どもと一緒に折り鶴を作った。
バンキシャ
「どうでしたか、折ってみて」
スタッフ
「すごくお友だちが笑顔になってくれてワクワクしている、と言っています」
バンキシャ
「万博まできょうでちょうど1年。いまの気持ちはどうですか?」
スタッフ
「あと1年、みんなで笑顔の輪を広げていきたい、と言っています」
バンキシャ
「逆に不安に思うことは?」
スタッフ
「全然ないって言っています」
同じ日に、東京都内で開かれた開幕1年前イベントでは。あのしゃべらないミャクミャクが…
大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャク
「こんにちは(小声)」
観客「(ざわざわ)」
ミャクミャク
「うー、こんにちはー!」
観客
「(歓声)」
しゃべれるように進化したミャクミャクの声が、初めて披露された。
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来場者およそ3000万人、3兆円の経済効果が見込まれる「世界の祭典」。一方で課題も。会場建設費は、当初の1250億円から増額し、2350億円にのぼる見通しだ。指摘されてきた工事の遅れはどうなっているのか。バンキシャは現場へ…
バンキシャ
「見えてきました。これが大屋根リング」
11日、大阪・夢洲。まずバンキシャが向かったのは…
バンキシャ
「うわー、すごいですね。ほのかに、木の香りがします。ほぼほぼこうした木の枠組みで造っているんですね」
今回の万博のシンボル、大屋根リング。工事はすでに8割ほど終えているという。階段を上り向かった先は…
バンキシャ
「大屋根リングの上に来ました。ここから万博会場が一望できます」
工事は急ピッチで進められていた。開幕は1年後…。そのとき、万博会場の空を、あるものが飛ぶことになる。それは、次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」だ。
万博では日本を含む4つのグループが、運航事業者に選ばれている。一体どんなものなのか?国をあげて開発を進めている中国・広州へ…
NNN深圳 渡辺容代記者
「あ、早速みえてきましたね。『飛ぶクルマ』が設置してあります」
これが「空飛ぶクルマ」だ。試乗させてもらった。
渡辺記者
「いまプロペラが動き始めました。8つあるプロペラが同時に回転を始めましたが、いまのところあまり振動はないですね。プロペラの回転が速く…いま浮き上がりました!ふわっと浮き上がって、ほとんど衝撃はなかったです。(空中で)その場にいながら回転を始めました」
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こうした未来の姿に期待が集まる一方、懸念されているのは、建設スケジュールの遅れだ。
1年後、間に合うのか?バンキシャは、建築工事など会場整備に携わっている52社にアンケートを実施。回答があったのは10社。そのうち9社は「順調に進んでいる」と答えた。「遅れが出ている」という1社は――
『5か月の遅れが生じている。24時間体制の施工となる恐れがある』
残業時間の規制による労働力不足が懸念される2024年問題について――
『現場と製作の工程進捗管理が前以上に正確さが必要となる』
さらに、工事が「順調」と答えた業者の中からもこんな声が――
『社員のみならず専門工事業者にも労働時間の上限規制が適用されるため、工事に影響が出る可能性がある』
建設の遅れを取り戻そうと、工事が進む大阪・関西万博の会場。しかし、万博の華・パビリオンにある問題があった。
バンキシャ
「いままさに、ここのあたりが海外のパビリオン。いま工事が行われています」
それは海外パビリオンの建設の遅れ。参加予定の161の国と地域のうち、自前で独自のパビリオンを建設する予定なのは、約50か国。そのうち約15か国で、まだ建設業者が決まらず、着工の見通しすら立っていないというのだ。
一方で順調に準備が進んでいるというのがドイツ。大阪市・ドイツ総領事館にて、ドイツパビリオン責任者に話を聞いた。
ドイツパビリオン責任者 クリストファー・ヘッカー氏
「起工式と記者会見を行いました。この数日で建設が始められると確信しています」
パビリオンの特徴はサークル状の木造建築。人手不足解消の切り札として、海外から労働者を呼ぶという。
クリストファー・ヘッカー氏
「ビザや免許の取得方法、どういう訓練が必要かはわかっています。みなさんがドイツパビリオンに足を運んでくれることを楽しみにしています」
*4月14日放送『真相報道バンキシャ!』より