大船渡市の山火事は「鎮圧」 隣の陸前高田市では新たな山火事 岩手
今月19日に岩手県大船渡市で発生した山火事は25日午後、「鎮圧」状態となりました。しかし、新たな山火事が隣の陸前高田市で発生し、延焼が拡大しています。
この山火事は、今月19日の正午ごろ、大船渡市三陸町綾里で発生しました。
25日朝、消防など110人余りが山に入って消火活動を行い、その後、新たに火が残っている所は確認されなかったため、午後3時5分、「鎮圧」状態となりました。
これを受けて、火事現場周辺の「田浜地域」62世帯157人に出されていた避難指示と計画停電が解除されました。
焼けた範囲は少なくとも324ヘクタールに及んでいますが、人や建物への被害は報告されていません。
消防は引き続き「鎮火」に向け、確認作業を進めることにしています。
また、25日午後3時半ごろ、隣の陸前高田市で新たに山火事が発生しました。
市内小友町で、「隣の家でゴミ焼きをしていて、火が移った」と消防に通報があったということです。
消防によりますと、隣接する大船渡市の山林まで拡大しているということです。
住宅への延焼のおそれがあるとして、大船渡市の162世帯391人と、陸前高田市の71世帯155人に「避難指示」が出されています。