衆議院議員の秋元司被告が起訴された汚職事件の裁判で証人を買収しようとしたとして男３人が逮捕された事件で、東京地検特捜部に逮捕された男の１人が、「秋元被告から指示を受けた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

秋元被告が起訴された汚職事件をめぐっては、賄賂を渡したとして起訴された中国企業の幹部２人に対し、裁判でウソの証言をするよう依頼して現金の提供を持ちかけたとして、佐藤文彦容疑者と淡路明人容疑者ら３人が逮捕されています。

関係者によりますと、特捜部の調べに対して、淡路容疑者が「秋元被告から指示を受けた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

秋元被告は保釈後、淡路容疑者と複数回会っていたとみられ、特捜部はこうした場で秋元被告が指示した可能性もあるとみて、組織犯罪処罰法の証人買収の疑いで本格捜査に乗り出し、事情を聞くものとみられます。

秋元被告は２０日、日本テレビの取材に対し「関与してません」とコメントしています。