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神社が被害…樹齢200年“ご神木”倒れる

2020年9月7日 17:18
神社が被害…樹齢200年“ご神木”倒れる

大型で強い台風10号は九州を中心に被害をもたらし、これまでに少なくとも76人がケガをしています。神社に大きな被害がでた福岡県糸島市から現在の様子を伝えます。

福岡市内から車で1時間ほど、福岡県糸島市にある雉琴神社です。1700年という長い歴史のある神社ですが、今回の台風で壊滅的な被害を受け、本殿は大きく壊れてしまいました。手前にある太い木は、20メートル以上の高さがあるけやきです。樹齢200年以上というけやきは「ご神木」として地元の人に愛されてきましたが、強風によって倒れてしまいました。

糸島市では7日、最大瞬間風速31メートルを観測しました。神社の宮司は「自然災害なので仕方がないが、被害の大きさにはがく然とした」と肩を落としていました。

倒れたご神木の処理や本殿の再建については、まったく見通しが立たない状態だということです。