認可保育園で職員1人による虐待行為 日野市が公表 東京
東京・日野市は、市内の認可保育園で職員1人による虐待行為があったと16日、公表しました。
日野市によりますと、多摩平にある私立・吹上多摩平保育園で、職員1人が園児に虐待を行っていたということです。日野市による定期的な実地指導として、今年3月から職員ヒアリングなどを行った中で発覚したということです。
市が認定した虐待行為は、保育園児をたたく、怒鳴りつける、懲罰と称して部屋に置き去りにする、女児への過剰・不当な身体接触などです。
7月、日野市が改善勧告を出しましたが、その後も、この職員が園児のこめかみあたりをこぶしでグリグリする、懲罰と称して1人だけ外遊びに連れて行かず放置するなどの行為があったことや、保育園側が事実関係を否認し、再発防止策が講じられたと認めることができず、指定した期日までに勧告に従わなかったと判断し、市は公表にいたったということです。
市は、今後、保育園側に弁明の機会を与えた上で、改善命令を行うとしています。