全漁連会長ら、処理水海洋放出「絶対反対」
福島第一原発から出る汚染水を浄化した「処理水」の処分方法をめぐって15日、全国漁業協同組合連合会の会長らが小泉環境相のもとを訪れ、海洋放出について絶対反対の立場を伝え、要請書を手渡しました。
福島第一原発にたまり続ける処理水については今年2月、政府の小委員会が「水で薄めて海に流す方法」や「大気中に蒸発させる方法」を現実的な選択肢と提言しています。
15日、小泉環境相のもとを訪れたのは、全国漁業協同組合連合会「全漁連」の代表と福島の「県漁連」の代表らで、処理水を海に流す海洋放出について、絶対反対の立場を伝え、要請書を手渡しました。
小泉環境相「アルプス処理水の取り扱いは国家的にも非常に大きな課題で、避けることができないという課題の中で、いかなる決定があったとしても、皆さんの思いをしっかり受け止めた上での決定をしなくてはならない」
国は最終的な処分方法について、「できるだけ早急に結論を出したい」としています。