「尊敬される棋士になりたい」韓国移籍の仲邑女流棋聖 高いレベル求め決断
囲碁の世界王者が多くいる韓国に拠点を移し、プロとして活動することになった仲邑菫(すみれ)女流棋聖(14)が、30日、その意気込みを語りました。
仲邑菫女流棋聖(14)
「より高いレベルの環境で勉強することが今の私には必要だと思い、こうした決断に至りました。強くなって尊敬される棋士になりたい」
仲邑女流棋聖は10歳でプロとなり、今年、史上最年少の13歳でタイトルを獲得しました。
プロになる前は韓国で修行してきました。2019年、9歳の時には、現地で話しかけられても韓国語で対応。
――大勢の記者がいるが今の気持ちは?
仲邑菫女流棋聖(当時9歳 2019年、韓国)
「少し緊張しています」
今年は「韓国女子囲碁リーグ」に参加しましたが、さらなる向上を目指し、先週、韓国棋院への移籍が決まりました。
会見で好きな韓国料理について聞かれると――
仲邑菫女流棋聖(14)
「キムチチゲが好きすぎて。焼き肉も好きですし、タッカルビも好きです」
仲邑女流棋聖は、史上初めて囲碁棋士として海外へ移籍します。「いつか戻って、日本の囲碁界に役に立てるようにがんばりたい」と語りました。
来年はじめの女流棋聖の防衛戦のあと、韓国にわたります。