業者“克行被告からデータ完全消去の依頼”
参議院議員・河井案里被告の裁判で、「克行被告から、データを完全消去したいと依頼を受けた」と供述したインターネットのコンサルタント業者の調書が読み上げられました。
19日の裁判で読み上げられたインターネットのコンサルタント業者の男性の供述調書によりますと、男性は、週刊誌の疑惑報道が出た後の2019年11月ごろ、案里被告の夫で元法務大臣の河井克行被告から赤坂の議員宿舎に呼ばれ、現金配布先やスタッフの給与リストのフォルダーについて、「データを復元できないように完全消去したい」などと依頼を受けたということです。
男性は、ソフトを使って赤坂議員宿舎と議員会館の事務所、広島市内の克行被告の自宅のパソコンのデータを削除したということです。また、男性は一連の費用として、克行被告の第3選挙区支部から82万6000円あまりの支払いを受けたということです。