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スキー場ピンチ“自虐”SNSが大反響!

2020年10月21日 21:53
スキー場ピンチ“自虐”SNSが大反響!

暖冬や、新型コロナの影響で経営が悪化するスキー場が増えています。こうしたなか、多くの人に来てもらおうと、あるスキー場が投稿したツイッターが大きな反響をよんでいます。

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「南郷スキー場を助けてください…」SNSで切実に訴えたのは12月にオープン予定の、福島県のスキー場。

さらに、その内容は「『バスも無い』『電車も無い』『高速道路も超遠い』めっちゃ、不便です。ぶっちゃけ、つぶれそうなのです。」スキー場に関して自虐的な嘆きが。

今月スキー場がSNSに投稿したところ―「助けに、遊びに行くぞ!」「ソーシャルディスタンスがとれて今1番いいスキー場かも!!?笑」といった声が。

「いいね」の数は7万を超えるなど、大きな反響を呼んでいるのです。

21日、私たちはそのスキー場へ、反響の大きさについて、担当者は…。

会津高原南郷スキー場・星秀則支配人「全然想像してなくて。本当に驚きました。」

想像以上だといいます。

星秀則支配人「経営が本当に苦しくて昨年。記録的な暖冬で」

ピーク時には12万人の利用者も、去年はわずか5000人。経営は厳しく、あえて多くの人に見てもらえるよう、自虐的な内容にしたといいます。

また、スキー場がオープンしていない今でも、ゲレンデの中腹では、夕日の絶景を撮影できるポイントもあり、多くの人に来てもらいたいと話します。

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経営が悪化し、閉鎖に追い込まれるスキー場も。

香川県の人工スキー場、スノーパーク雲辺寺。運営する四国ケーブルが12月からの営業を断念し閉鎖をきめたのです。

ここ数年の暖冬により、雪を維持する設備費用が増加したこと、さらに今年、新型コロナウイルスの影響で、本業の「雲辺寺ロープウェイ」の利用客が激減し、経営が悪化したためだとしています。

来年1月以降、子ども向けの雪遊びの場所を設ける予定だということです。

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こうした中、オフシーズンに注目し、集客しようとする動きも。

岐阜県にある、ひだ流葉(ながれは)スキー場では、飛騨市と協力し、2018年からドローンの飛行場として活用。さらに…。

運営会社『newflow』新家行夫取締役「スキー場のゲレンデを利用したキャンプ場ができないかと」

来年以降、キャンプ場としての活用も検討しているということです。