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2部屋に犬163匹生活“満員電車”保護へ

2020年10月30日 18:35
2部屋に犬163匹生活“満員電車”保護へ

島根県出雲市の民家。中に入ると…家族3人が生活する8畳2間の家の中全体にたくさんの犬が折り重なるようにして暮らしていました。その数は163匹。調査に協力した動物愛護団体は…。

公益財団法人どうぶつ基金・理事長佐上邦久さん「床全体が満員電車のようで、台所の流しの上、棚、その他の立体的な場所、全ての場所にひしめきあっているような状態」

えさが足りず、排泄物を食べている犬もいたといいます。不妊手術をしていなかったため数が増えてしまい、7年ほど前から苦情が相次いでいました。

しかし、島根県の調査では動物愛護法違反と判断できずこれまで対応できなかったということです。

島根県・丸山達也知事「法律上の規制とか、罰則で対応するのではなくて、関係者、ボランティアの協力をいただいて状況を改善するよう取り組んでいる」

今回、動物愛護団体の説得で全ての犬に、不妊と去勢の手術を無償で受けさせることになりました。およそ800万円の費用は団体が負担し、手術後は新たな飼い主を見つける予定だということです。

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