証人買収 秋元議員から『お願いしたい』と
衆議院議員の秋元司被告の汚職事件をめぐる証人買収事件で、起訴された男2人は起訴内容を認め、秋元被告から「お願いできるかな」などと頼まれたと述べました。
会社役員の佐藤文彦被告と元役員の淡路明人被告は、秋元被告の贈収賄事件の裁判で贈賄側の中国企業元顧問にウソの証言を依頼して現金3000万円を渡そうとした罪に問われています。
2日の裁判で2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、秋元被告が、保釈直後に淡路被告に会い、議員会館で元顧問に会っていないと主張した上で、「裁判で、そう証言させる必要がある」「お願いできるかな」と話したとして、秋元被告が証人買収を依頼したと指摘しました。
被告人質問で、淡路被告は、秋元被告に証人の買収を提案したところ「『ぜひお願いしたい。頼む』『とにかく早く進めてほしい』と言われた」などと述べ、佐藤被告は、秋元被告から「『お金を渡せば転ぶだろう』と言われました」などと述べました。
検察側は2人に懲役1年2か月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。