ひと味違うユニークみかん…その内容は?
そろそろみかんの季節ですが、例年とは違ったユニークな方法で、産地では、みかんを売り出しています。
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4日朝、集荷が始まったのは静岡県の「三ヶ日(みっかび)みかん」。
大きさや傷があるかなど、何度もチェックされ、段ボール箱に箱詰めされていきます。
地元の農協によりますと、今年は10月に入り、天候に恵まれるなどしたため、例年通り甘いというみかん。
今シーズンは、およそ3万3000トンの生産が見込まれているということです。
また、今年度は新たに血圧を下げる機能を示す「GABA(ギャバ)」の表記を開始。需要を広げたいとしています。
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みかんのユニークな売り出し方は他にも。
箱に入っているのは愛媛県の温州みかん、西宇和みかんです。よく見ると箱が2つに仕切られ、オンとオフの文字が。
新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務が全国に広がる中、勤務時間と休憩時間をうまく切り替えてもらうため、愛媛県のJAが2種類のみかんをセットで販売しているのです。
集中力のスイッチを入れたい「オン」用には、酸味のきいた糖度10度のみかんが、エネルギーを回復させたい「オフ」用には、甘みたっぷりの、糖度12度のみかんが入っているといいます。
このみかんは先月からインターネットで販売。
この商品を監修した栄養士の笠井奈津子さんによりますと、「香りのあるみかんは気分転換に有効で、不足しがちなビタミンも補給できる」ということです。
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一方で、みかんの特徴を生かしPRする産地も。
日本一の生産量を誇る、和歌山県の代表的なブランド有田(ありだ)みかん。その特徴とは…。
和歌山県農業協同組合連合会 宮脇弘樹さん「有田みかんは皮が薄いということで」
みかんの皮を使った「みかんアート」をテーマに、動画を制作したのです。
宮脇弘樹さん「こちらを行うことで、多くの方に有田みかんを知ってもらう機会を増やしたいと」
また、多くの人に「みかんアート」も楽しんでもらいたいということです。