飲食店では、密を回避する取り組みが、ますます広がっています。そうした中、大手回転ずしチェーンでは店に入ってから出るまで、店員と接触せずに食事できるというシステムが導入されました。

東京上野の商店街の街灯。１ｍほどの高さに丸いものがついていました。

企画の考案者・永野真義さん「こうやって使います」

実はコレ、なんと料理を置くテーブルだったのです。商店街の飲食店でテイクアウトした料理などを、自由に持ち込むことができるというコロナ禍の３密回避からうまれた新スタイルです。しかしなぜ街灯に…？

永野真義さん「新しい生活様式に向けて既存の商店街の街路灯をバージョンアップできないかと考えました」

国交省が行った道路使用の規制緩和を利用し、３密回避のため、テラス席を設置する店が増えましたが、この商店街は町のシンボルである街灯に席を設けたのです。

こうした飲食店のユニークな３密回避が続々と誕生しています。

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こちらは岐阜県の県営公園に登場した一見普通のテーブル。ここであることをすると、店から牛丼が届きました。

実は、テーブルにはＱＲコードが張られていて、ここから公園内の５つの飲食店に出前が注文できるのです。つまり共用の屋外飲食スペース。新たな３密回避の戦略です。

運営部課長・寺田祥夫さん「一つの大きな青空レストランのような形で、新しい公園の形として使ってほしい」

公園内には１１７台のテーブルを設置していて、密にならないと好評です。

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一方、東京・渋谷のレストランが今月から始めたのが…。

酒とご飯　ビオサケダイニングリンリン・松田誠司店長「おひとりで貸し切れるサービスを始めました」

店を１人で貸し切れる究極の３密回避プラン。料金は１人につき５万円です。

料理はシェフが当日厳選した特別なコース。金目鯛の煮付けをはじめ、ホタテのたきこみご飯など、天然ものにこだわったといいます。そして、およそ３０種類のお酒も飲み放題。さらに…。

松田誠司店長「店独自のＧｏＴｏ酒とご飯という食事券ですね」

ＧｏＴｏトラベルのキャッシュバックのように、次回使える１万円分の食事券と５０００円相当の手土産も用意。すでに２組の予約が入っているということです。

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そして、１３日オープンしたのは、くら寿司の進化系店舗。

お客さん「コロナとかあるのですごくいいと思う」

まずは入店時。整理券番号が呼ばれたら、モニターが座席を案内し、人との接触はなし。備え付け機器とも接触せず、スマートフォンで注文できました。

会計もスマホ上のボタンを押すだけ。極めつきは最新型のセルフレジです。センサーが指の動きを認識し、画面に触れずに操作できます。

非接触を限りなく実現した、このシステム。来年末までに全店舗に導入する考えです。