東京都は、新たに３１７人が、新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。感染者が３００人を超えるのは、８月２０日以来、およそ３か月ぶりです。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から８０代までの３１７人で、６割近い１８１人は今のところ感染経路が分かっていません。

感染経路別では、家庭内感染が６２人で最も多く、次いで、職場内感染が２４人でした。６０代と７０代の男女３人は、カラオケ店で会食をして感染したほか、障害者施設で、利用者３人が感染しました。

感染者が３００人を超えた理由について、都の担当者は、「大きなクラスターはなく、家庭や職場などで散発的な感染が積み上がった」とした上で、感染者のうち無症状の人が１０４人と過去最多となったことなどから、「症状がなくても積極的に検査を受けていることも、増加の理由として考えられる」と説明しています。

一方、新たに８０代と９０代の男女３人の死亡も確認されました。都内の感染者は３万３３７７人で、死者は４６８人となりました。