客室が作品?美術館でせんべろ?仰天コラボ
芸術にどっぷりつかることができる、意外なスポットが注目されています。
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東京・汐留にあるパークホテル東京。ホテルのロビーですが、あらゆる所にアート作品が展示されています。
宿泊客をアートで出迎えるロビー。そして客室に入ると、ベッドを覆うような大きな桜の木が、蝶が飛び交う様子も描かれています。客室が丸ごとアート作品になっている「アーティストルーム」。この部屋のテーマは「相撲」です。土俵に生きる力士の美学が、筆で表現されています。
さらに、江戸時代の城の存在感を表現したアーティストルームも。夜になるとかつて江戸城があった方向の窓に、城が浮かび上がる仕組みになっています。
パークホテル東京広報 早乙女恵美さん「客室の壁に直接絵が描いてあるということで、忘れられない思い出になったですとか。写真映えするですとか、反響をいただいております」
アフタヌーンティーとセットになった宿泊プランは「GoToトラベル」で通常より安く利用できることもあり、客足は好調だということです。
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一方、今年7月にリニューアルオープンした「千葉市美術館」。江戸時代や近代絵画のコレクションなどで知られています。
この美術館に新たに登場したのが、今年9月、地下1階にオープンした居酒屋です。
地元・千葉の地酒や料理2品であわせて1000円。いわゆる「せんべろ」の価格設定となっています。美術館の中に居酒屋を誘致した狙いとは…。
千葉市美術館広報 磯野愛さん「鑑賞後の感想をお話しになる場所としてもお越しいただいてますし。地域の方で毎日のように『ちょっと1杯』みたいな形で立ち寄る方もいらっしゃるので。お店を通じて、また美術館にお越しいただいてもいいですし」
地域のコミュニティの場として美術館や居酒屋を利用してほしいということです。今後、芸術に触れるきっかけは、様々な場で増えていくのでしょうか。