枝豆売ったお金で花火 小学生が戦没者慰霊
日テレニュース24、シリーズ戦争を考える。平和について学んできた新潟県長岡市の小学生が、自分たちで栽培した枝豆を販売したお金などを使い、戦没者を慰霊する白一色の花火「白菊」を打ち上げました。
長岡市の黒条小学校の6年生は半年間にわたり、長岡空襲や長岡花火について学んできましたが、この日、その総仕上げとして、グループ発表を行いました。
これまで児童は、長岡空襲を経験した人から体験談を聞いたほか、戦没者を慰霊する白一色の花火、「白菊」について、生みの親、嘉瀬誠次さんの息子で、花火師の嘉瀬晃さんから作り方を教わるなどしてきました。
そして児童は、自分たちで育てた枝豆を販売し、その売り上げなどで「白菊」を打ち上げるプロジェクトを進めてきたのです。無事、打ち上げ費用の10万円がたまり、いよいよ、「白菊」の打ち上げの日を迎えました。
児童「雲も出てきたので、ちゃんとしっかり打ち上げられるか、ドキドキがちょっとあります」
そして、午後5時半、2度と戦争が起きませんように…平和への願いを込めた2発の「白菊」が、大輪の花を咲かせました。
児童「やっぱりきれいだった。争いがなく、もう二度と戦争したくないという気持ちで上げました」「みんなで(お金を)集めたものだし、黒条小学校の6年生だけじゃなくて、ほかの皆さんも協力してくれて集めてもらったので本当にうれしかったです」
児童たちは、打ち上げられた「白菊」を見て平和への思いをあらたにしていました。