木造建築“匠”の技が無形文化遺産登録へ
日光東照宮や合掌造りといった日本の伝統的な木造建築を守る職人の技術が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりました。
萩生田文科相「連綿と受け継がれてきた我が国の多様な文化遺産への認識が高まり、地域の活力向上にもつながることが期待されます」
ユネスコの評価機関は17日未明、日本の伝統的な建造物の修理や保全を行う宮大工や左官、かやぶきなど17の建築技術を、「伝統建築工匠の技」として「無形文化遺産に登録することが適当」との勧告を出しました。
「伝統建築工匠の技」は、世界最古の木造建築である法隆寺や、日光東照宮、合掌造りなどにも使われている技術で、勧告では、棟りょうらが代々「弟子を鍛え、知識や技術を伝えてきた」と評価しています。
来月中旬のユネスコの会議で正式に登録が決まる見通しで、登録されれば国内では22件目の無形文化遺産となります。