ドローンで…クマ“撃退”の切り札に?
石川県で、赤外線センサーを搭載した新たなドローンが導入され、茂みなどに潜んだクマの探索に活躍しています。
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石川県の小松市消防本部のドローンが上空から撮影した映像を見ると、一見、茂みには何もいないように見えますが……熱に反応する赤外線カメラに切り替えて見てみると、木の中に赤紫色の反応が。
実はこれ、クマが茂みに潜んでいたのです。
カメラでクマの場所を特定することができたため、その後、爆竹を鳴らし、山に追い払うことができました。
先月には商業施設に出没するなど石川県内で相次いでいるクマの出没。小松市消防本部では、赤外線センサー搭載の新たなドローンを先月から導入。クマと人の体温が近いことから探索に応用したといいます。
小松市では14日もクマの探索にこのドローンが使われ、クマの位置を特定することができました。
小松市消防本部・地域防災課 寺田泰輔さん「クマは足が速いので、しっかり追跡しないとすぐに見失ってしまうので、しっかりドローンで撮影して注意喚起を、どこに逃げたかをしっかり伝える訓練をしていきたい」
小松市消防本部では、今後、クマの目撃情報があった場合、ドローンを活用していく方針で、操縦できる職員を増やしたいとしています。