東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長は開会式の入場行進について「アスリートもある程度我慢をしていただかなくてはならない点もある」と規模縮小の考えがあることを改めて示しました。

ＩＯＣ・コーツ委員長「我々は伝統を変えたくない。アスリートに入場行進する機会を与えたい」

ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のコーツ委員長は、森会長らとの会見で、開会式で選手の入場行進を実現させたい考えを示しました。

しかし、森会長は新型コロナウイルスで人との距離をとることが求められることを念頭に、「安心で安全な大会のために我々も努力しているのだからアスリートもある程度我慢をしていただかなくてはならない点もある」と述べました。

大会の簡素化に取り組む中、「今までと違ったものにすべき。これにこだわりたい」と開会式の規模の縮小に意欲を見せ、各国の選手の意向を聞きとることを提案しました。