東京オリ・パラ 52の項目で簡素化へ
来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、大会組織委員会はIOC(=国際オリンピック委員会)などと協議し、52の項目で簡素化を進めることで合意しました。
大会組織委員会・森会長「東京大会を人類のレガシーとすることができるよう、引き続き努めてまいりたい」
協議では、およそ5万人の大会関係者の人数を10%から15%減らすほか、選手村の入村式のとりやめ、競技会場の照明設備や関係者の輸送サービスなど52の項目について簡素化することで合意しました。聖火リレーについては日程は維持し、車両やスタッフを削減する方針です。
組織委員会は、削減効果について来月初旬のIOC理事会で報告するということです。
また、今回の協議とは別に、開・閉会式の演出についても簡素化の議論が進められていて、森会長は「多少控えめで質素だが、みんなの力で大会が開けたという喜びがわき出るようなものにしたい」と述べました。