全国知事会「GoTo」見直し巡り緊急提言
新型コロナウイルスの感染が急速に拡大する中、全国知事会が、「GoToトラベル」の見直しを巡り、感染状況に応じた除外対象地域の決定などを政府に求める緊急提言をまとめました。
23日開催された全国知事会は、現在の感染状況について、「第3波に入ってきている」としたうえで、地域によって状況の二極化が生まれていると指摘しました。
また、21日、政府が表明した「GoToキャンペーン」の運用見直しについて、各知事からは、地域に応じた柔軟な対応や具体的内容を早期に提示するよう求める声があがりました。
埼玉県・大野知事「憂慮すべき状況が続く中では、(GoTo)キャンペーン運用見直しは致し方ないと思うが、各都道府県で(状況は)ずいぶん違うと思います。ぜひ国と密接に協議したいと思います」
京都府・西脇知事「感染拡大地域へを目的とする旅行だけが言及されておりまして、出発についても言及がないなど、(国は)より具体的な内容を早急に示していただきたい」
全国知事会は議論を踏まえ、感染状況が2番目に深刻な「ステージ3」相当と各都道府県が判断した場合は、「GoToトラベル」の対象地域から除外するなど、迅速な対応を政府に求める緊急提言を取りまとめました。
提言には、事業中止に伴うキャンセル料を国が負担するよう求めることなども盛り込まれています。