キノコ収穫中に突然クマが! 何度も襲われ… 頭に装着したカメラが捉えた一部始終 岩手・岩泉町
ひとりキノコ狩りに来た山中、突然目の前に現れたクマが、しつこく何度も襲いかかってくる。そんな恐怖の一部始終を、頭に取り付けていたカメラが捉えていました。
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山菜・キノコの販売などを営む佐藤誠志さん
「倒木でマツタケを(採っていた)。親子クマが獣道を進んできて、自分の8メートルまで来た。気づかずに」
9月29日に岩手県岩泉町の山の中で、天然のキノコを収穫中だったという佐藤さん。頭に付けたカメラで撮影しながら収穫をしていました。
突然「こら!」と大きな声をあげ、木の棒を持ちながら後ずさりする佐藤さん。すると、たけやぶから現れたのは、なんと、クマ。佐藤さんが何度も木を振り上げますが、クマは襲いかかってきます。そしてついに、何とかクマを追い払うことができました。
時間にして20秒ほどでしたが、クマに何度も襲いかかられ、「完全に傷や。とりあえず病院いくか」。腕をかまれたり、爪でひっかかれたりするなどの傷を負ったということです。
佐藤誠志さん
「足元に入って、ひじからいきましたね。1秒もない感覚で来てるんですよ。スピードが速くて。やられている瞬間も一切わからない」
25年ほど山菜採りなどをする中で、これまでもクマに遭遇したことはあるものの、襲われるのは初めてだったといいます。
県のHPによると「クマと出会った場合は、目を離さずゆっくり後退する」などの注意を呼びかけています。