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国内不調「白い恋人」など 海外向け新戦略

2020年12月8日 22:40
国内不調「白い恋人」など 海外向け新戦略

新型コロナウイルスの影響で、国内での、販売の見通しが立たない中、あの有名なお菓子の、海外での販売に期待が高まっています。

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寒い時期には、特に食べたくなる、ほくほくの焼き芋。コロナ禍の今、この日本のサツマイモが、マレーシアで人気になっているといいます。

愛知県豊橋市で、生産されているサツマイモ。堆肥に生産量日本一を誇る、うずらの卵の殻を混ぜた「うずらいも」です。

出荷されているのは、今、サツマイモの需要が急増しているというマレーシア。新型コロナウイルスの影響で、家で料理をする機会が増えたこともあり、売れ行きが好調だということで、生産者や市は、海外向けのPR動画も作成。海外での売り上げ拡大に、期待がかかっています。

伊藤農園 伊藤良子さん「コロナが大流行してしまい、困った、不安っていうのもあったんですけど、なんとか今年になって、外食より家庭で食べるというのが、外国でもはやりだして、需要が増えてきて。順調に輸出はさせていただいています」

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北海道の、あのお土産も、海外での活路を見いだしています。お馴染み「白い恋人」。新型コロナウイルスによる旅行の取りやめなどにより、売り上げはおよそ半分に。一時は工場を停止するほど、販売数が激減していました。そうした中、販売数を50倍以上に増やそうとしているのが。

石屋製菓経営管理部 柳澤和宏部長「中国でのサイトでの販売を、増やしたというような形です」

中国のインターネット通販。販売量を、これまでの年間1000ケースから、6万ケースまで伸ばしたい考えです。以前から、中国の旅行者らに人気の「白い恋人」。北海道のみならず、愛知県の中部国際空港にも、大量にかごに入れる中国のお客さんが。

柳澤和宏部長「海外の人からしたら、北海道というより、日本のお土産として使っていただいてる」

期間限定で販売されている、東京駅の売店では、8日も、たくさん購入する、中国のお客さんの姿が見られました。

東海キヨスク関東支社 高野純さん「海外のお客様もやはりいらっしゃって、「白い恋人」というと説明不要の人気ブランドですので、多くお買い上げいただいています」

国内での販売で、売り上げが伸び悩む中、新たな海外での展開に、期待を高めています。

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