ニトリも自主回収 珪藻土製品にアスベスト
22日、ニトリが発表した大規模な製品の自主回収。その原因は、アスベスト。吸い込むと肺がんなどのリスクがあるとして、現在、日本では基準値を超えるアスベストを含む製品の販売などは法律で禁止されています。
しかし、今回、自主回収の対象になった商品の主な材料は、珪藻土とよばれるもの。珪藻土とは、プランクトンの一部が化石化したもので、吸水性に優れているためバスマットなどに加工されているといいます。
なぜ、この珪藻土を使った製品から相次いでアスベストが検出されているのでしょうか?
珪藻土専門店SOIL・石動博一代表取締役「珪藻土そのものにアスベストは入ってません。作っている現場を見たわけではないので、はっきり確約できないが、珪藻土を固める過程の中で入れたものの中に、アスベストが含まれていた可能性がある」
今回、対象となった9つの製品は、商品を削ったり割ったりするとアスベストが飛散する恐れがあるといいます。
発売元のニトリは、原因は調査中としていて、該当する商品が手元にある場合は、ただちに使用を中止してほしいと呼びかけています。